もっ‐こく【木斛】
サカキ科の常緑高木。暖地の海岸近くの林に自生。葉は倒卵形で、厚くてつやがある。夏、白い小さな5弁花を下向きに開き、楕円形の朱赤色の実を結ぶ。熟すと裂けて赤い種子を出す。庭木とし、材は赤みを帯びて...
もみじ‐あおい【紅葉葵】
アオイ科の多年草。高さ約2メートルになり、茎は木質化する。葉は深く手のひら状に裂けていて、カエデに似る。夏、赤い大きな5弁花を開き、1日でしぼむ。北アメリカの原産。観賞用。紅蜀葵(こうしょっき)...
もろ‐おりど【諸折(り)戸/両折(り)戸】
両開きで左右とも折り戸である戸。→片折り戸
モンキー‐スパナ【monkey spanner】
ボルトやナットの大きさに応じて口の開きを変えられるスパナ。自在スパナ。モンキーレンチ。
やぐち‐の‐まつり【矢口の祭(り)】
矢開きのとき、黒・白・赤の3色の餅(もち)を供えて山の神を祭り、射手などに饗応すること。
やながわ‐なべ【柳川鍋】
背開きにしたドジョウを、浅い鍋にささがきゴボウを敷いた上に並べ、味付けして煮て、卵を流し込んでとじた料理。名称は、江戸末期に売りだした店の屋号からとも、柳川焼の土鍋を使ったからともいう。《季 夏》
や‐びらき【矢開き】
武家で、男子が初めて狩猟で獲物をしとめたとき、その肉を調理し、餅(もち)をついて祝うこと。また、その儀式。矢開きの祝い。矢口祝い。
やま‐おだまき【山苧環】
キンポウゲ科の多年草。山地に生え、高さ30〜50センチ。茎は紫褐色を帯び、葉は深い切れ込みのある小葉からなる複葉。6月ごろ、花を下向きに開き、萼(がく)は紫褐色、花びらは黄色で距(きょ)が長い。
やま‐おろし【山颪】
1 山から吹きおろす風。 2 歌舞伎下座音楽の一。大太鼓を長桴(ながばち)で打つ鳴り物。風に鳴る樹木の音を表し、山中の場の幕開き・幕切れなどに用いる。
やま‐ざくら【山桜】
1 山に咲いている桜。 2 バラ科の落葉高木。山地に自生する桜。樹皮は灰色で、横に皮目が走り、葉は倒卵形で先がとがる。4月ごろ、新葉と同時に淡紅色の5弁花を開き、紫黒色の実を結ぶ。本州中部以南に...