う‐かつ【迂闊】
[名・形動] 1 うっかりしていて心の行き届かないこと。また、そのさま。「そんな大事なことを見落とすとは—だった」「—にも口を滑らす」 2 回り遠くて実情にそぐわないこと。実際の役に立たないこと...
かい‐かつ【快闊/快豁】
[形動][文][ナリ] 1 「開豁(かいかつ)1」に同じ。「此場所は如何(いか)にも静で且つ—で」〈独歩・運命論者〉 2 「開豁2」に同じ。「達雄は眉を動かして—らしく笑った」〈藤村・家〉 3 ...
かつ【闊】
[音]カツ(クヮツ)(漢) [訓]ひろい 1 広くゆとりがある。「闊達・闊歩・闊葉樹/寛闊・広闊」 2 間があいている。うとい。「迂闊(うかつ)・久闊」 [名のり]ひろ・ひろし
かん‐かつ【寛闊】
[名・形動] 1 性格や気持ちがおおらかで、ゆったりしていること。また、そのさま。「—な心」 2 服装や性格・気質などがはでなこと。また、そのさま。「三番叟(さんばそう)らしい—な狂言の衣裳をつ...
きゅう‐かつ【久闊】
久しく会わないこと。また、便りをしないこと。無沙汰(ぶさた)。「—をわびる」
くう‐かつ【空闊】
[名・形動]ひろびろとしていること。また、そのさま。「到る処—で」〈長塚・土〉
けい‐かつ【契闊】
別れて長い間会わないこと。ぶさた。久闊(きゅうかつ)。
こう‐かつ【広闊/宏闊】
[名・形動]広々と開けていること。また、そのさま。「—な原野」
そ‐かつ【疎闊】
[名・形動]久しく会わないこと。親しくないこと。また、そのさま。疎遠。「自然友人の交際も—なるの理なれども」〈織田訳・花柳春話〉
てんくう‐かいかつ【天空海闊】
[名・形動]大空と海が広々としていること。転じて、度量が大きく、こだわりのないこと。また、そのさま。「まだ気持ちが、—に、からっと晴れ亙ってくれないんだ」〈里見弴・安城家の兄弟〉