ぐん‐じん【軍陣】
1 軍の陣営。軍営。「—を張る」 2 軍の陣立て。「—を立て直す」
けい‐じん【啓陣】
平安時代、皇后・皇太子の行啓などの際に、衛府の武官が警衛に当たること。また、その官人。
けん‐じん【堅陣】
守りがかたくて、破ることがむずかしい陣営。「—を陥れる」
げ‐じん【外陣】
神社・仏寺の内陣の外側で、一般の人々が礼拝する所。がいじん。⇔内陣。
こう‐じん【後陣】
1 後方にある陣地。また、後方に備えた軍勢。あとぞなえ。ごじん。⇔先陣/前陣。 2 ⇒アプス
ご‐じん【後陣】
本隊の後方に備えた陣。あとぞなえ。こうじん。「前陣の大衆且(しばら)く法勝寺に着いて—の勢を待ちける処へ」〈太平記・八〉
さえもん‐の‐じん【左衛門の陣】
《左衛門府の役人の詰め所があったところから》建春門の異称。
さこん‐の‐じん【左近の陣】
日華門内にあり、紫宸殿(ししんでん)の東向かいに位置する陣座。儀式の際、左近衛府の武官が詰めて警衛した。左近衛の陣。左仗(さじょう)。
さつ‐じん【殺陣】
映画・演劇などで、乱闘の場面。たちまわり。たて。
しきり【陣】
《動詞「しき(頻)る」の連用形から》出産間際に起こる痛み。陣痛。「—は来れども取りあげばばの約束もなく」〈浮・置土産・三〉