いんけい‐かいめんたい【陰茎海綿体】
陰茎の背側にある左右一対の棒状の海綿体。白膜と呼ばれる強靭(きょうじん)な結合組織性の被膜でおおわれ、勃起に関与する。→尿道海綿体
いんけい‐きゃく【陰茎脚】
左右の陰茎海綿体がそれぞれ恥骨下枝に付着する部分。
いんけい‐こつ【陰茎骨】
多くの哺乳類の陰茎の先端部にある軟骨性の骨。他の骨と連結せず、独立する。霊長類のなかでは、ヒトにのみ存在しない。バキュラム。
いん‐げつ【陰月】
陰暦4月の異称。→陽月
いん‐こく【陰刻】
[名](スル) 文字や絵画などをくぼませて彫ること。⇔陽刻。 [形動][文][ナリ]陰気で寒々としたさま。「—な冬が彼岸の風に吹き払われた時」〈漱石・行人〉
いん‐しつ【陰湿】
[名・形動]暗くてじめじめしていること。陰気で晴れ晴れしないこと。また、そのさま。「—な土地」「—ないたずら」
いん‐しん【陰唇】
女性の外部生殖器の一部。膣(ちつ)と尿道を囲む皮膚のひだ。外側の大陰唇と内側の小陰唇とがある。
いん‐じゅ【陰樹】
幼樹のころに日陰でも生育できる樹木。ブナ・シイ・カシなど。→陽樹
いん‐せい【陰性】
[名・形動] 1 消極的で、陰気なこと。内にこもっている感じであること。また、そのさま。「—な人」⇔陽性。「この—の憤怒は迸(ほとばし)り出るはけ口をもたなかった」〈里見弴・今年竹〉 2 医学の...
いんせい‐げんそ【陰性元素】
化学結合するとき、電子を引き寄せる傾向の強い、すなわち陰性成分となりやすい元素。電気陰性度が高く、周期表では右側上方に位置する。⇔陽性元素。