じが【爾雅】
中国の字書。3巻、19編。撰者未詳。周代から漢代の諸経書の伝注を採録したものといわれる。東晋の郭璞(かくはく)の注がある。十三経の一。
じゅん‐が【醇雅】
[名・形動]純粋で優雅なこと。飾り気がなく、みやびやかなこと。また、そのさま。「—な風格」
せい‐が【清雅】
[名・形動]清らかで上品な美しさのあること。また、そのさま。「—な色調の絵」
たん‐が【端雅】
[形動][文][ナリ]きちんとしてみやびやかなさま。端正で雅趣に富むさま。「いと美しく—なる貴女の肖画あり」〈露伴・露団々〉
つうが【通雅】
中国の語学書。52巻。巻首3巻。明の方以智撰。「爾雅(じが)」にならい、物の名・訓詁(くんこ)・音韻などを25門に分類し、詳しく考証したもの。
てん‐が【典雅】
[形動][文][ナリ]正しくととのっていて上品なさま。「—な舞」 [派生]てんがさ[名]
とうが【東雅】
江戸中期の語学書。20巻。新井白石著。享保2年(1717)成立。中国の「爾雅(じが)」にならって、国語の名詞を15の部門に分け、語源的な解釈を施したもの。
と‐が【都雅】
[名・形動]みやびやかなこと。また、そのさま。「中国婦人の—な美しさが」〈横光・上海〉
はく‐が【博雅】
学問・技芸に広く通じ、道理をわきまえていること。「—の士」
ふう‐が【風雅】
[名・形動] 1 高尚で、みやびな趣のあること。また、そのさま。「—な住まい」 2 詩文・書画・茶道などのたしなみのあること。「—の心得」 3 蕉門で、俳諧のこと。また、その美の本質。「予が—は...