め‐ばな【雌花】
単性花で、雌しべのつく花。雄しべはないか、あっても退化している。しか。⇔雄花(おばな)。
め‐ひしば【雌日芝】
イネ科の一年草。日当たりのよい所に生え、高さ40〜70センチ。根際で数本の茎が分かれ、葉は線形。夏から秋、茎の頂に5〜10本の細い穂を放射状につけ、オヒシバに似るが細くて柔らかい。じしばり。めひ...
め‐ひも【雌紐】
雄紐の結び玉を差し入れる輪形の紐。→入れ紐 →雄紐
め‐ひるぎ【雌蛭木】
ヒルギ科の常緑高木。九州南部以南の海岸に生え、マングローブをつくる。葉は長楕円形でつやがある。花は白く、実は卵形でオヒルギより細く、種子は樹上で発芽する。琉球笄(こうがい)。
め‐ぶし【雌節/女節】
カツオの腹肉でつくったかつお節。腹節(はらぶし)。⇔雄節(おぶし)。
め‐まつ【雌松/女松】
アカマツの別名。⇔雄松(おまつ)。
めん【雌】
めす。め。「—鳥」⇔雄(おん)。「合いの子の蹴合鳥、—かけると弱いが」〈上司・太政官〉
めん‐どり【雌鳥】
《「めどり」の音変化》めすの鳥。多く鶏の雌をさし、「雌鶏」とも書く。⇔雄鳥(おんどり)。 [補説]曲名別項。→雌鶏
めんどり【雌鶏】
《原題、(フランス)La Poule》ハイドンの交響曲第83番ト短調の通称。1785年作曲。全4楽章。パリ交響曲の一。通称は第1楽章に鶏の鳴き声を連想させるフレーズが現れることに由来する。
雌鶏(めんどり)歌(うた)えば家滅(いえほろ)ぶ
めんどりがおんどりに先んじて時を告げるのは不吉なきざしである。妻が夫を出し抜いて権勢をふるうような家はうまくゆかず、やがて滅びるというたとえ。