あま‐ばかま【雨袴】
雨降りのときにはく袴。油をひいた絹または紙で作った。
あまばた‐いし【雨畑石】
山梨県南巨摩郡早川町雨畑で産する黒色の粘板岩。硯(すずり)にする。
あま‐びえ【雨冷え】
雨が降ったことにより冷えこむこと。《季 秋》「—に羽織や夜の蓑ならむ/其角」
あま‐びこ【雨彦】
《雨後に出てくるところから》ヤスデの古名。「いなごまろ、—なむなど付けて、召し使ひ給ひける」〈堤・虫めづる姫君〉
あま‐ぶた【雨蓋】
1 雨よけのために設ける覆い。塀の笠木(かさぎ)の類。 2 洋服のポケットの口を覆う垂れ蓋。フラップ。
あま‐ま【雨間】
雨が降りやんでいる間。あまあい。「—というものがすこしもなく」〈藤村・夜明け前〉
あままゆ‐の‐くるま【雨眉の車】
屋形の軒が唐破風(からはふ)に似たつくりの牛車(ぎっしゃ)。上皇・親王・摂政・関白などが、直衣(のうし)を着たときに乗る。雨庇(あまびさし)の車。
あま‐みず【雨水】
降る雨の水。また、雨が降ってたまった水。天水(てんすい)。うすい。
あま‐もや【雨靄】
雨降りのときに立ちこめる靄。
あま‐もよい【雨催い】
今にも雨が降りだしそうな空のようす。雨模様。あめもよい。