うんごう‐むしゅう【雲合霧集】
《「史記」淮陰侯伝から》雲や霧のように、多くの人がどっと群がり集まること。
うん‐さい【雲彩】
中国、清(しん)代の乾隆年間(1736〜1795)に焼かれた磁器の模様。また、その磁器。5色の釉(うわぐすり)が雲のように入り乱れたもの。
うんさい【雲斎】
「雲斎織」の略。
うん‐さい【雲際】
雲の果て。はるかな空。「—に聳(そび)ゆる大男が」〈魯庵・社会百面相〉
うんさい‐おり【雲斎織】
織物の一。斜文織りの丈夫な木綿の布。足袋の底、前掛けなどに用いる。近世、美作(みまさか)津山の人、雲斎の創始という。
うん‐さん【雲散】
[名](スル)風に雲が散るように、すっかり消えてなくなること。「雄大な眺望に、それまでの疲れが—した」
うんさん‐むしょう【雲散霧消】
[名](スル)雲や霧が消えるときのように、あとかたもなく消えうせること。雲消霧散。「長年の計画があっけなく—する」
うん‐ざん【雲山】
雲のかかった山。「百里の—を有無渺茫(うむびょうぼう)の間に望む様な」〈鉄腸・雪中梅〉
うん‐しゅう【雲州】
出雲(いずも)国の異称。
うん‐しゅう【雲集】
[名](スル)雲のように多数の人が集まること。「東より西より南より北より皆な京師を指して—せり」〈田口・日本開化小史〉