しも‐くずれ【霜崩れ】
霜柱がとけること。《季 冬》
しも‐くち【霜朽ち】
しもやけ。また、ひび、あかぎれ。「—まじなはむ」〈かげろふ・中〉
しも‐ぐもり【霜曇(り)】
霜の置くような寒い夜や朝に空が曇ること。「或—に曇った朝」〈芥川・玄鶴山房〉
しも‐けし【霜消し】
《霜の降りた夜の寒さを消す意から》酒を飲むこと。
しも・げる【霜げる】
[動ガ下一] 1 野菜などが寒気や霜などで凍って傷む。「—・げた大根」 2 貧相になる。「小躯(こづくり)で痩過ぎた所は、何と無く—・げている」〈紅葉・多情多恨〉
しも‐さき【霜先】
霜の降りはじめるころ。陰暦10月ごろ。「干鮭(からさけ)は—の薬喰ひぞかし」〈浮・一代男・三〉
しもさき‐の‐きんぎん【霜先の金銀】
陰暦10月ごろ、師走を控えて特に貴重に感じられる金銭。「—あだに使ふことなかれ」〈浮・胸算用・三〉
しも‐だたみ【霜畳】
地上一面に畳を敷いたように降りた霜。《季 冬》
しも‐つき【霜月】
陰暦11月の異称。霜降月。《季 冬》「—や日まぜにしけて冬籠/去来」
しもつき‐え【霜月会】
11月24日の天台大師智顗(ちぎ)の忌日によせて、延暦寺で11月14日から10日間行われる法華十講。《季 冬》