かすみがせき‐ぶんか【霞が関文化】
慣例を守って改めようとせず、予算を手に政治家・業界と癒着して権限を一手に握ろうとする中央官庁の官僚気質を揶揄する言い方。→永田町文化
かすみがせき‐まいぞうきん【霞が関埋蔵金】
「埋蔵金2」に同じ。
かすみ‐ぐみ【霞組】
障子・格子の組み方の一。横桟を互い違いに組んで、霞がたなびいたような形にしたもの。
かすみ‐けい【霞罫】
印刷で、線の長辺に対し直角または傾斜した多数の細かい線が平行状に並んだ罫線。や。
かすみ‐さんしょううお【霞山椒魚】
サンショウウオ科の両生類。体長11センチくらい。背面は滑らかで灰褐色、尾の中央に黄色のすじがあり、全身に小斑紋がある。本州中部以西・四国・九州の丘陵地に分布。1〜3月に止水中に産卵する。
かすみ‐ざくら【霞桜】
ヤマザクラの一種。山地に自生。葉や花柄に毛がある。4、5月ごろ、若葉と同時に、紅を帯びた白色の5弁花が咲く。けやまざくら。
かすみ‐そう【霞草】
1 ナデシコ科の多年草。高さ約50センチ。葉は線形。細かく分かれた枝の先に白い小花をつけ、霞がかかったように見える。コーカサス原産。切り花にする。むれなでしこ。《季 春》 2 ホトケノザの別名。
かすみそめ‐づき【霞初(め)月】
《「かすみぞめづき」とも》陰暦正月の異称。
かすみ‐てい【霞堤】
河川に沿って堤防をところどころ切断し、上流側の端を外側に延長して重複させたもの。洪水時にはそこから遊水池に導き、本流の水位を低下させる。
霞(かすみ)に千鳥(ちどり)
霞は春のもの、千鳥は冬のものということで、ふさわしくないこと、または、実際にはないことのたとえ。