のば・う【延ばふ/伸ばふ】
[動ハ下二]長くする。のばす。「数知らず君が齢(よはひ)を—・へつつなだたる宿の露とならなむ」〈後撰・秋下〉
のみ‐の‐いち【蚤の市】
《(フランス)marché aux puces》パリの北隅、クリニャンクール門から北へサントゥアン門までの路上に、毎週土・日・月曜日に立つ古物の露店市。転じて、一般に古物市をいう。
のら
仕事もしないで遊び暮らすこと。また、その人。怠け者。放蕩(ほうとう)者。どら。「些異(ちとかわ)って居た偏屈者、それが此頃のような—になって仕舞うたは」〈露伴・椀久物語〉
のろり
[副] 1 こせこせしないでのんびりしているさま。「—と育って世間の塩風の辛いのも寒いのも知らぬ男」〈露伴・露団々〉 2 漫然と振る舞うさま。ふらりと。「露地の中から、蜥蜴(とかげ)のように、—...
は【羽】
1 鳥・虫などのはね。「尾—打ち枯らす」「—うちわ」「空蝉の—にをく露の木隠れて忍び忍びに濡るる袖かな」〈源・空蝉〉 2 矢につける鳥のはね。方向を固定する役割をする。矢羽根。「鷹(たか)の—の...
はいえん【廃園】
三木露風の第2詩集。明治42年(1909)刊行。著者は本作で注目を集め、北原白秋とともに「白露」と称される象徴派の代表的詩人となった。
はい‐かん【肺肝】
1 肺臓と肝臓。 2 心の奥底。「その教訓(おしえ)を—に印しとめて」〈露伴・いさなとり〉
はい‐すう【拝趨】
[名](スル)出向くことをへりくだっていう語。急ぎおうかがいすること。参上。「綺羅をかざりて宮廷に—するなどということの」〈露伴・連環記〉
はいせい【俳星】
俳誌。明治33年(1900)、石井露月、島田五空、佐々木北涯らが創刊。誌名は正岡子規による命名。
ハカ【(マオリ)haka】
1 マオリ族の民族舞踊。もとは戦闘に際して、味方の士気を高めたり相手を威嚇したりするために踊られた。現在では結婚式や葬儀などでも披露される。 2 ラグビーで、オールブラックス(ニュージーランド代...