かれ‐いろ【枯れ色】
1 草木の枯れた色。また、枯れしぼんだようす。 2 襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は青。一説に、表は白、裏は薄紫。冬に用いる。
かれ‐の【枯れ野】
1 草木の枯れはてた野。冬枯れの野原。《季 冬》「遠山に日の当りたる—かな/虚子」 2 襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は薄青または白。冬に用いる。かれのがさね。
かろきねたみ
岡本かの子の処女歌集。大正元年(1912)、青鞜社より刊行。木版、手刷りで制作された。
かわ‐せみ【翡翠/川蝉】
1 ブッポウソウ目カワセミ科の鳥。全長17センチくらい。頭から背にかけて光沢のある青緑色、腹は栗色。くちばしは大きく、黒色で、雌は下くちばしが赤。水に飛び込んで魚を捕って食べる。ユーラシアに分布...
かわ‐ながれ【川流れ】
1 川の水に流されること。 2 川でおぼれて死ぬこと。また、その人。「河童(かっぱ)の—」 3 計画や約束がとりやめになること。お流れ。「今の新内(しんない)で—だ」〈伎・青砥稿〉
かわ‐ぶとん【革布団】
革で作った座布団。多く夏用。《季 夏》「—青き畳に浮みけり/虚子」
かわ‐むつ【河鯥】
コイ科の淡水魚。全長約20センチ。主に山地の川にすみ、体形はオイカワに似る。体色は褐色で、体側に暗青色の1本の縦帯がある。繁殖期の夏には体色が赤くなり、特に雄で著しい。本州中部地方以西に分布。あ...
かわ‐やつめ【川八つ目】
ヤツメウナギ科の魚。全長約60センチ。体は細長く、暗青色。胸びれ・腹びれはない。目の後方に七対のえらあなが1列に並ぶ。口は円形の吸盤状で、他の魚に吸着して食害。幼魚は川を下り成長期を海で過ごした...
かわゆ‐らし・い【可愛らしい】
[形][文]かはゆら・し[シク]かわいらしい。「娘フリイダの、小鳥の囀るような、—・い声を聞いて」〈鴎外・青年〉
かわら‐にんじん【河原人参】
キク科の多年草。砂地や荒れ地にみられ、葉はニンジンの葉に似る。地上部を漢方で青蒿(せいこう)といい、熱病・皮膚病に用いる。中国から薬用に輸入したものが帰化したという。