しずかなうみとたのしいこうかい【静かな海と楽しい航海】
《原題、(ドイツ)Meeresstille und glückliche Fahrt》メンデルスゾーンの管弦楽曲。1828年作曲、1834年改訂。ゲーテの二つの詩「海の静けさ」と「楽しい航海」に...
しずかな‐じげんばくだん【静かな時限爆弾】
⇒静かなる時限爆弾
しずかなドン【静かなドン】
《原題、(ロシア)Tikhiy Don》ショーロホフの長編小説。1928〜1940年刊。青年グリゴリーの悲劇を中心に、ロシア革命前後の激動期に生きるドン地方のコサックの運命を描く。
しずかなノモンハン【静かなノモンハン】
伊藤桂一の戦争小説。昭和14年(1939)のノモンハン事件をもとにした作品。昭和58年(1983)刊行。翌年、第34回芸術選奨文部大臣賞、第18回吉川英治文学賞を受賞。
しずかなるおとこ【静かなる男】
《The Quiet Man》米国の映画。1952年作。監督はフォード。米国で格闘家として活躍し、故郷アイルランドに戻ってきた寡黙な男の恋愛物語。主演はジョン=ウェイン。第25回米国アカデミー賞...
しずかなる‐じげんばくだん【静かなる時限爆弾】
石綿(いしわた)(アスベスト)のこと。石綿は繊維状の鉱物で、粉塵を吸入すると肺の内部に刺さったまま残り、後々に中皮腫(ちゅうひしゅ)や肺癌(はいがん)を発症させる可能性があることから。静かな時限爆弾。
しず‐がき【閑掻/静掻】
雅楽の箏(そう)の主要な奏法の一。13弦のうちの順に並ぶ6弦を選んで、食指・中指・親指を使って、ゆっくりと静かに奏する。⇔早掻(はやがき)。
しずけ‐さ【静けさ】
《形容詞「しずけし」の語幹に接尾語「さ」の付いた語》静かであること。また、そのようす・状態・程度。「嵐の前の—」
しず‐け・し【静けし】
[形ク]《「けし」は接尾語》静かである。穏やかである。「天地の穏かに—・きに」〈鴎外・ふた夜〉 「—・くも岸には波は寄せけるかこれの屋通し聞きつつ居れば」〈万・一二三七〉
しず‐こころ【静心】
《「しずごころ」とも》静かな心。穏やかな落ち着いた心。「春は惜し郭公(ほととぎす)はた聞かまほし思ひわづらふ—かな」〈拾遺・雑春〉