ちょう‐よう【徴用】
[名](スル)戦時などの非常時に、国家が国民を強制的に動員して、一定の仕事に就かせること。また、物品を強制的に取り立てること。「兵器工場に—される」「車両を—する」
ドア‐コック
《(和)door+cock》電車やバスなどの自動ドアを、非常時に手動で開閉するための装置。
はん‐しょう【半鐘】
1 釣鐘の小さいもの。本来は寺院・陣中などの合図に用いたが、江戸時代から火の見櫓(やぐら)につるし、火災・洪水・盗賊などの非常時に鳴らすようになった。 2 紋所の名。1を図案化したもの。
パニック‐オープン
《(和)panic+open》火災や地震などの非常事態発生時に、扉の電気錠を自動的に解除したり、自動ドアを開放したりするシステム。避難経路となる箇所に設置される。非常時解錠システム。→パニッククローズ
ひじょう‐かいだん【非常階段】
火災や地震などの非常時に使用する、通常の階段以外に設置した避難用の階段。
ひじょう‐ぐち【非常口】
建物や車両で、火災・事故などの非常時の避難に使用する出入り口。
ひじょう‐しょく【非常食】
災害などの非常時に備えて、あらかじめ準備しておく食料。
ひじょう‐たいけん【非常大権】
明治憲法下の天皇の大権の一。国家の非常時に、国民の権利を制限しうる権能。
舟(ふね)覆(くつがえ)りて乃(すなわ)ち善(よ)く游(およ)ぐを見(み)る
《「淮南子(えなんじ)」説林訓から》舟がひっくり返って初めて誰が泳ぎの名人かがわかる。平時には気づかなかった人の才能が、非常時になるとわかることのたとえ。
マンホール‐トイレ
《(和)manhole+toiletから》災害用トイレの一。下水道に直結したマンホールで、非常時にはその蓋(ふた)を開け、簡易便座を置いて利用する。