ご‐おん【呉音】
古く日本に入った漢字音の一。もと、和音とよばれていたが、平安中期以後、呉音ともよばれるようになった。北方系の漢音に対して南方系であるといわれる。仏教関係の語などに多く用いられる。→漢音 →唐音
ご‐おん【語音】
言語の音声。音韻。
ごじゅう‐おん【五十音】
日本語の47種の基本的な音節を、五十音図に配列したもの。ア行のイ・エがヤ行に、ウがワ行に重複して出るので50音となる。
ご‐ぶいん【御無音】
相手を敬って、その人への「無音」をいう語。多く手紙で用いる。ごぶさた。「—に過ぎております」
さいしょう‐かちょうおん【最小可聴音】
人間の耳に聞こえる最も小さい音。聴力の良い若年者の場合、その最小音圧は統計的に1000ヘルツで20マイクロパスカルとされる。
さ‐おん【差音】
高さの異なる二つの音が同時に響くときに派生する、おのおのの振動数の差にあたる振動数をもつ音。→結合音
さん‐おん【三音】
茶の湯で、湯釜の蓋をずらして開ける音、茶筅(ちゃせん)の穂を茶碗の湯にとおす音、茶碗に茶を入れたあと茶碗の縁で茶杓を軽くはたく音の三つとも、湯釜の湯の煮え立つ音、湯を茶碗に汲み入れる音、柄杓の中...
さんじゅうさん‐かんのん【三十三観音】
法華経普門品(ふもんぼん)の説く三十三身(さんじゅうさんじん)に基づき、俗信の観音を33種並べたもの。楊柳(ようりゅう)・竜頭(りゅうず)・持経・円光・遊戯(ゆげ)・白衣(びゃくえ)・蓮臥(れん...
さんない‐おん【三内音】
悉曇学で、三内で調音される音。→喉内音 →舌内音 →唇内音
さん‐わおん【三和音】
ある音を根音とし、その上に3度および5度をなす2音を重ねて作った和音。