いたい‐け【幼気】
[形動][文][ナリ]《「いた(痛)きけ(気)」の音変化で、心が痛むくらいいじらしいさまをいう》 1 子供などの痛々しく、いじらしいさま。「—な遺児」 2 幼くてかわいいさま。「—な女の子」 3...
いたい‐じ【異体字】
標準の字体とは異なるが、意味・発音が同じで、通用する漢字。「煙」に対する「烟」、「群」に対する「羣」など。また、広く異体仮名を含めていう場合もある。異体文字。
鼬(いたち)の道(みち)
《イタチは通路を遮断されると、その道を二度と使わないという俗信から》行き来・交際・音信が絶えること。鼬の道切り。「どうなすったの、—はひどいわ」〈鴎外・心中〉
いたっ‐て【至って】
[副]《「いたりて」の音変化》程度のはなはだしいさま。きわめて。非常に。「—健康だ」「—陽気な性格」
いた‐ぶ・る【甚振る】
[動ラ五(四)] 1 激しく揺り動かす。「枝も幹も凄まじい音をたてて、一度に風から—・られるので」〈漱石・彼岸過迄〉 2 おどして金品をとる。また、痛め付けたり、嫌がらせをする。ゆする。「たちの...
イタリアのハロルド
《原題、(フランス)Harold en Italie》ベルリオーズのビオラ独奏と管弦楽のための交響曲。全4楽章。1834年作曲。バイロンの長編の物語詩「チャイルドハロルドの遍歴」に着想を得てつく...
いだ‐てん【韋駄天】
《(梵)Skandaの音写。塞建陀・建陀の「建」を「韋」に誤ったものか》増長天の八大将軍の一。仏法の守護神。もとバラモン教の神で、シバまたはアグニ神の子。俗説に、仏舎利(ぶっしゃり)を盗んだ捷疾...
い‐だん【い段/イ段】
五十音図の第二段に並び、イ母音を含む音節の総称。「い・き・し・ち・に・ひ・み・い・り・ゐ」のこと。い列。
いち【一/壱】
[名] 1 数の名。自然数で最初の数。ひとつ。 2 いちばん初め。1番目。「—の鳥居」 3 物事の最初。「—から出直す」 4 最もすぐれていること。最上。最高。「—の子分」「世界—」 5 三味...
いち【一】
[音]イチ(呉) イツ(漢) [訓]ひと ひとつ [学習漢字]1年 〈イチ〉 1 数の名。ひとつ。「一一・一枚/逐一・万一」 2 物事の最初。一番目。「一位/第一」 3 ひとたび。「一応・一巡...