つく‐ぼう【突棒】
江戸時代、罪人を捕らえるときに用いた三つ道具の一。頭部を多くの歯をつけたT字形の鉄で作り、長い木製の柄をつけたもの。→刺股(さすまた) →袖搦(そでがら)み
つち【槌/鎚/椎】
1 物をたたく工具。頭部はふつう円柱形で、柄が付いている。木づち・金づちなどがある。 2 紋所の名。1をかたどったもの。
つち‐くじら【槌鯨】
アカボウクジラ科の哺乳類。中形のハクジラで、口吻(こうふん)が長く、頭部の形が木槌に似る。北太平洋に分布。
つち‐の‐こ【槌の子】
1 小槌(こづち)。 2 額(ひたい)と後頭部が突き出た頭。さいづちあたま。 3 胴の太い、蛇の一種という想像上の動物。 4 不器用な人。特に、裁縫がへたな女。「大方は針手の利かぬ—は」〈浮・禁...
つづれさせ‐こおろぎ【綴刺蟋蟀】
コオロギ科の昆虫。普通にみられるコオロギで、体長約2センチ、黒褐色。頭部は丸みがある。雄は8月中旬から11月ごろまでリッリッリッと鳴く。名は、これを古人が「肩刺せ裾(すそ)刺せ綴れ刺せ」と着物の...
つの【角】
1 動物の頭部に突き出た、堅い骨質や角質のもの。「牡鹿(おじか)の—」 2 物の表面などに突き出ているもの。とがったもの。「かたつむりの—」 3 その形相が角を生やした鬼に似るとして、女性の嫉妬...
つの‐とかげ【角蜥蜴】
イグアナ科の爬虫(はちゅう)類。体長約10センチのトカゲ。米国の砂漠地帯に生息し、体は平たく、胴は楕円形。頭部や背面にとげ状の突起が多くある。危険が迫ると目から血液を出す。
てっ‐きん【鉄琴】
打楽器の一。小形の鉄片を音階順に並べ、球状の頭部をもった2本のばちでたたいて演奏する。鉄心琴。グロッケンシュピール。
てつ‐かぶと【鉄兜】
戦場などで、頭部を保護するためにかぶる、特殊鋼製の帽子。鉄帽。
てんぐ‐すけば【天狗透翅】
半翅(はんし)目テングスケバ科の昆虫。体長約1センチ、淡緑色で、翅(はね)は透明。ウンカに似るが、頭部が天狗の鼻のように突出している。稲・サトウキビなどを吸汁。