あり‐がお【有り顔】
いかにも何かがありそうな顔つきやようす。もっともらしい態度。「うつくしうおはすと、—に聞こえなして」〈栄花・衣の珠〉
あり‐げ【有り気】
[名・形動]多く名詞を受けて、その事柄がありそうなようすである意を表す。…があるようだ。「意味—な笑い」「自信—なそぶり」「何の心ばせ—もなく」〈源・夕顔〉
ありつき‐がお【有り付き顔】
慣れた顔つき。物慣れたようす。「慣れたる人は、こよなく、何事につけても—に」〈更級〉
あわせ【合(わ)せ】
1 他の語と複合して用いる。 ㋐物と物とを合わせること。「背中—」「顔—」 ㋑比べて優劣を争うこと。「物—」「歌—」 2 釣りで、当たりがあったときに、魚の口に針がかかるようにする操作。さおの穂...
あわせがき【合柿】
狂言。宇治の柿売りが、都の者に渋柿を甘柿といって売りつけるが、食べてみろといわれて、渋そうな顔をして食い、なぐられる。
あんごり
[副]驚いたりあきれたりして口を大きく開けるさま。あんぐり。「口を—開いて、眼鏡越しにじっと文三の顔を見守(みつ)め」〈二葉亭・浮雲〉
あんじ‐がお【案じ顔】
心配そうな顔。気遣わしげなようす。
アンバー【umber】
黄褐色の天然鉱物顔料。また、その色。二酸化マンガン・珪酸塩(けいさんえん)などを含む水酸化鉄で、塗料・絵の具の原料とする。ウンブラ。
あんもく‐ち【暗黙知】
1 主観的で言語化することができない知識。言語化して説明可能な知識(形式知)に対し、言語化できない、または、たとえ言語化しても肝要なことを伝えようがない知識のこと。ハンガリーの哲学者マイケル=ポ...
アート‐し【アート紙】
紙面に鉱物性白色顔料を塗り、滑らかさとつやを出した印刷用紙。高品質の写真版印刷などに用いられる。アートペーパー。→コート紙 →光沢紙 →半光沢紙 →マット紙