ぶち‐ちょうちゃく【打ち打擲】
《同じ意の語を重ねて「打擲」を強めていう語》乱暴に打ちたたくこと。うちちょうちゃく。「思案もなく—しても」〈滑・浮世風呂・二〉
ぶら
《「ぶらぶら」から》 1 ぶらぶら垂れ下がったもの。「足が二本—になったっけが」〈滑・浮世風呂・四〉 2 「ぶら提灯(ちょうちん)」の略。「その—はよしな、弓張りがよいよ」〈滑・虚誕計〉 3 地...
ぷっつり
[副] 1 「ふっつり1」に同じ。「ギターの弦が—(と)切れる」 2 「ふっつり2」に同じ。「消息が—(と)途絶える」 3 「ぶっつり3」に同じ。「つひしか—ともおっしゃりません」〈滑・浮世風呂・二〉
へげ‐たれ
上方で、人をののしっていう語。いくじなし。あほう。ばか。「ぢゃによって江戸子は—ぢゃと」〈滑・浮世風呂・二〉
へこ‐たこ
[名・形動]《近世上方語》筋道が通らないこと。また、そのさま。でたらめ。「自慢らしう言ふことがみな—ぢゃ」〈滑・浮世風呂・二〉
へん‐がい【変改】
[名](スル)《「へんかい」とも》 1 変えて改めること。また、変わり改まること。改変。「云った言葉を—することは出来ねえから」〈菊池寛・入れ札〉 2 約束を破ること。「—なら手付損にその茄子ひ...
へんたん‐うけん【偏袒右肩】
1 仏語。僧が相手に恭敬の意を表す袈裟(けさ)の着方で、右肩を肩脱ぎにし、左肩のみを覆うこと。古代インドの王に対する礼法に由来する。 2 片肌脱ぎになること。「—の湯上りに浴衣姿」〈滑・浮世風呂・前〉
べろ‐べろ
[副] 1 舌を出して、しきりに物をなめるさま。「手を—(と)なめる」 2 火が勢いよく燃えるさま。「焔の赤い舌が—と長く立った」〈長塚・土〉 3 やわらかいさま。「臓腑は丁度斯う大風呂敷の包...
ほそ‐び・く【細引く】
[動カ四]魚肉や菜類を細く切る。「油揚の—・いたのが二切れさ」〈滑・浮世風呂・三〉
ほてっ‐ぱら【ほてっ腹】
[名・形動]《近世語》 1 肥満して張り出た腹。また、その人。「その—くり抜いてやらんものと」〈浄・双生隅田川〉 2 馬子(まご)が馬をののしっていう語。「けたいの悪い—めと鞭(むち)を打ち」〈...