みた◦ようだ【見たようだ】
[連語]《動詞「みる」の連用形+完了の助動詞「た」+比況の助動詞「ようだ」》 1 似たものとしてたとえる意を表す。「縛られては居ないが同心を—◦ような者が付て脇屋が廊下を通って行った」〈福沢・福...
脈(みゃく)が上(あ)が・る
1 脈拍が絶える。死ぬ。 2 見込みがなくなる。希望が絶える。「六十ぢゃあ—・ったよのう」〈滑・浮世風呂・二〉
むし‐ぶろ【蒸(し)風呂】
四方を密閉し、湯気でからだを蒸し温める風呂。サウナ風呂など。かまぶろ。かまゆ。からぶろ。「—のような暑さ」
虫(むし)を摩(さす)・る
「虫を殺す」に同じ。「売物だからなぐさまれても—・ってるけれど」〈滑・浮世風呂・四〉
む‐せん【無銭】
1 金銭を持たないこと。また、金銭を支払わないこと。「—旅行」「—飲食」 2 代金を払う必要がないこと。無料。「置いてくと言ふさかい—かと思うた」〈滑・浮世風呂・四〉
む‐て【無手】
[名・形動]《「むで」とも》 1 手に何も持っていないこと。また、そのさま。からて。素手。「暴漢と—で立ち合う」 2 方策、技術などを持たずに、物事に当たること。また、そのさま。「交渉に—で臨む...
む‐めんもく【無面目】
[名・形動ナリ]常識をわきまえないこと。また、そのさま。「啼(な)くと食はうのねねさんでも、—ぢゃあねえはな」〈滑・浮世風呂・三〉
むり‐むり
[副]物の裂け砕ける音を表す語。めりめり。「乾魚(ひもの)なら、あたまから骨まで—と噛(か)みくだいて見しょ」〈滑・浮世風呂・四〉
むりり
[副]「むりむり」に同じ。「こはだを—、—とあたまからしてやりながら」〈滑・浮世風呂・前〉
め‐くされ【目腐れ】
1 眼病のために、目のふちがただれていること。 2 人をののしっていう語。「いらざるお世話だ、構やあがんな、—めえ」〈滑・浮世風呂・二〉