ふうど【風土】
福永武彦の長編小説。著者が大学を卒業した昭和16年(1941)に執筆を開始、約10年の執筆期間を経て昭和26年(1951)に完成。第2部をのぞいた省略版が昭和27年(1952)に刊行。その後、増...
ふう‐ど【風度】
態度・容姿など、その人のようす。人品。風采。風格。「温和の性情、藹吉(あいきつ)の—を習い長ずること」〈中村訳・西国立志編〉
ふう‐どう【風動】
[名](スル)風が草木を吹き動かすように、なびかせ従えること。感化すること。また、感化されること。「その母の徳行、能く朋友社会を—せしことを語れり」〈中村訳・西国立志編〉
ふう‐どう【風洞】
人工的に空気の流れをつくるためのトンネル形の装置。航空機・自動車・橋梁などが気流から受ける影響の実験などに用いる。
ふう‐どう【風道】
炭坑・鉱山などで、通気用に設ける坑道。
ふう‐どく【風毒】
漢方で、脚気(かっけ)、または筋肉・関節の痛みや運動障害を起こす病気。
ふうど‐しょく【風土色】
風土の違いから、それぞれの土地に生じる特色。「—豊かな郷土料理」
ふうど‐びょう【風土病】
ある一定の気候・風土をもつ地域に発生する病気。マラリア・黄熱(おうねつ)など。地方病。
ふう‐なん【風難】
風による事故や災難。「さてもいぬる八月の—に」〈読・弓張月・拾遺〉
ふう‐は【風波】
1 風と波。また、風が吹いて立つ波。風浪。「外海は—が強い」「—の難」 2 もめごと。争いごと。なみかぜ。「家庭内に—の絶え間がない」 3 世を処していく上での困難や煩わしさ。「世間の—にもまれる」