ごなん‐の‐もち【御難の餅】
日蓮宗で、9月12日に日蓮の像に供える餅。日蓮が文永8年(1271)9月12日相模国の竜(たつ)の口の刑場へ引かれていく途中、老婆が餅を供した故事によるという。《季 秋》
ごへい‐もち【御幣餅/五平餅】
うるち米の飯を練ってつぶし、小判形や団子(だんご)にして串にさし、味噌や醤油(しょうゆ)のたれをつけてあぶったもの。長野や岐阜などの郷土食。
さく‐べい【索餅】
小麦粉と米粉を練り縄のように細長くねじって作った唐菓子の一種。昔、宮中で七夕の節句に瘧(おこり)よけのまじないとして奉り、また、節会(せちえ)のときの御膳にものせた。むぎなわ。
さくら‐もち【桜餅】
白玉粉・砂糖・小麦粉を練って薄く焼いた皮にあんを入れて巻き、塩漬けにした桜の葉で包んだ和菓子。江戸時代から東京向島長命寺のものが有名。関西では道明寺糒(どうみょうじほしい)を蒸したものであんを包...
ささ‐もち【笹餅】
1 餅菓子の一。糝粉(しんこ)を水でこね、小さな玉にして蒸してから臼でついて笹の葉の形にしたもの。花餅。 2 笹の葉で包んだ餅。
しお‐せんべい【塩煎餅】
菓子の一。うるち米の粉をこねて蒸し、餅のようにつき、平たくして型ぬきしてから乾燥させ、醤油をつけて焼いたもの。
しじゅうく‐もち【四十九餅】
四十九日の中有の日につく49個の餅。仏前に供えたり、寺へ贈ったりする。地方によって、葬送の日に作り、四十九日に食べるところもある。
しつけた‐もち【しつけた餅】
葬送から帰った人に食わせる餅。主として関東地方でいう。
しみ‐もち【凍み餅】
「凍(こお)り餅」に同じ。
しらいと‐もち【白糸餅】
ねじって、白糸の束の形に作ったしん粉餅。痩(や)せ馬。