うえ‐じに【飢(え)死に/餓え死に】
[名](スル)飢えて死ぬこと。餓死(がし)。「飢饉(ききん)で—する」
かつえ‐じに【餓え死に】
うえじに。餓死(がし)。
が【餓】
[常用漢字] [音]ガ(呉)(漢) [訓]うえる かつえる 食物が乏しく、空腹のためひどく苦しむ。うえる。うえ。「餓鬼・餓死/飢餓・凍餓」
がしん‐たれ
《「がしん」は「餓死」の転、「たれ」は人をののしるときに用いる接尾語という。関西地方で使われる》意気地なし。能なし。甲斐性なし。
しゅよう‐ざん【首陽山】
中国山西省の西南部にある山。周の武王をいさめた伯夷(はくい)・叔斉(しゅくせい)が隠棲し餓死した山として知られる。
しょ‐じゅう【所従】
1 家来。従者。「大国あまた給はって、子息—朝恩にほこれり」〈平家・一〉 2 中世、主人に隷属し、労働や雑役に従った下級の従者。下人。「この十余年妻子、—餓死させぬ」〈平治・中〉
てんぽう‐の‐ききん【天保の飢饉】
天保4〜7年(1833〜36)にかけての全国的な大飢饉。異常低温による大凶作となり、米価が高騰して餓死者が続出。各地に一揆・打ち壊しが発生し、江戸幕府の体制的危機を促した。
てんめい‐の‐ききん【天明の飢饉】
天明2〜7年(1782〜87)にかけての奥羽・関東地方を中心とした大飢饉。冷害や浅間山の噴火などで大凶作となり、疫病の流行もあって、餓死者・病死者は全国で90万人を超えた。各地で一揆・打ち壊しが...
ひ‐し・ぬ【干死ぬ/乾死ぬ】
[動ナ五][文][ナ四・ナ変]飢えて死ぬ。餓死(がし)する。「三人も四人も子供が有っちゃ、親子—・ぬ外ない」〈木下尚江・良人の自白〉
ビアフラ‐せんそう【ビアフラ戦争】
1967年から1970年にかけて行われたナイジェリアの内戦。東部州のイボ族がビアフラ(Biafra)共和国として分離・独立を宣言したが、多数の戦死者・餓死者を出した末に鎮圧された。ナイジェリア戦争。