ちょう‐こう【丁香】
チョウジの花のつぼみ。漢方で健胃・駆風薬などに用いる。
ちょう‐こう【調香】
[名](スル)新たな香水などを作り出すために、複数の香料を調合すること。
ちょうじ‐こう【丁子香】
チョウジのつぼみから作った香料。
ちょか
土瓶のこと。鹿児島などでいう。→黒ぢょか [補説]「千代香」とも書く。
てんこう【天香】
日本の俳誌。西東三鬼、渡辺白泉、秋元不死男らが中心となり、昭和15年(1940)に創刊。新興俳句運動の総合誌として人気を博したが、新興俳句弾圧事件により編集同人が全員検挙され、3号で廃刊となった。
とうちん‐こう【透頂香】
「外郎(ういろう)1」に同じ。公家が冠の中に入れて髪の臭気を去るのに用いたところからの名。
遠(とお)きは花(はな)の香(か)近(ちか)きは糞(くそ)の香(か)
とかく人は、遠くにあるものを高く評価し、近くにあるものを低く評価するものであるというたとえ。
におい‐か【匂ひ香】
《「においが」とも》匂いと香り。香気。「梅の花折ればこぼれぬ我が袖に—移せ家づとにせむ」〈後撰・春上〉
にゅう‐こう【乳香】
カンラン科の常緑高木。また、その樹脂。葉は羽状複葉。白色または淡紅色の小花を円錐状につける。北アフリカの原産。樹脂は芳香があり、古代エジプト時代からの薫香料。
ねり‐こう【練(り)香/煉り香】
麝香(じゃこう)・沈香(じんこう)などの粉末に甲香をまぜ、蜜や糖などで練り合わせた香。合わせ香。合わせ薫物(たきもの)。