えき‐ちか【駅チカ】
《「駅の地下」の意。「エキチカ」「駅地下」とも書く》鉄道会社が駅構内の地下に設けた商店街。→駅ナカ
えき‐ちか【駅近】
鉄道駅の近くにあること。「—のマンション」
えき‐ちょう【駅丁】
「駅子(えきし)」に同じ。
えき‐ちょう【駅長】
1 鉄道駅の最高責任者。 2 律令制で、駅の長。駅戸(えきこ)の中から選んで、駅使の送迎およびその事故の処置、駅鈴の検査、駅子(えきし)・駅馬・駅舎の監督を主な職務とした。うまやのおさ。
えき‐てい【駅亭】
1 「駅家(えきか)」に同じ。 2 宿場の旅館。
えき‐てい【駅程】
宿駅から宿駅への道のり。
えき‐てい【駅逓】
1 宿場から宿場へ荷物を送り届けること。宿(しゅく)つぎ。馬つぎ。 2 郵便。「—の局に似通う両替のペンキの家に」〈白秋・断章〉
えきてい‐きょく【駅逓局】
明治初期、駅逓・通信をつかさどった官庁。明治10年(1877)にそれまでの駅逓寮を改称。同18年逓信省の所管となり、同20年廃止。
えき‐でん【駅伝】
1 「駅伝競走」の略。 2 古代の駅制と伝馬(てんま)の制度。律令制では、唐の制度にならって、官吏のために駅には駅馬を備えて宿舎の便宜をはかり、郡家(ぐうけ)には伝馬を置いた。駅伝制。→駅制
えき‐でん【駅田】
養老令で、駅の経費に充てるために、租税免除で国から支給された田。駅戸(えきこ)が耕作にあたった。大宝令では駅起田(えききでん)と称した。