風(かぜ)に櫛(くしけず)り雨(あめ)に沐(かみあら)う
《「魏志」鮑勛伝から》「櫛風沐雨(しっぷうもくう)」に同じ。
ぎし‐わじんでん【魏志倭人伝】
魏志にある東夷(とうい)伝の倭人に関する記事の通称。3世紀前半ごろの日本の地理・風俗・社会・外交などをかなり詳細に記述している、最古のまとまった文献。
くぬ‐こく【狗奴国】
魏志倭人伝にみえる国名。3世紀ごろ、北の邪馬台国と対立し、男王が支配していた。くなこく。
兄弟(けいてい)は左右(さゆう)の手(て)なり
《「魏志」王脩伝から》兄弟は、左右の手のように互いに助けあわねばならない。きょうだいは左右の手。兄弟は両の手。
こかい‐の‐し【湖海の士】
《「魏志」陳登伝から》民間にあって豪気のある人物。
さんごくし【三国志】
中国の二十四史の一。魏(ぎ)・呉・蜀(しょく)三国の歴史を記した書。西晋の陳寿の撰。魏志30巻・呉志20巻・蜀志15巻の65巻からなる。魏志の「東夷伝倭人の条」(魏志倭人伝)は3世紀ごろの日本...
読書(どくしょ)百遍(ひゃっぺん)義自(ぎおのずか)ら見(あらわ)る
《「魏志」王粛伝注董遇伝から》繰り返し熟読すれば、どんな書物でも意味が自然とわかってくる。読書百遍意自ら通ず。
兵(へい)は神速(しんそく)を貴(たっと)ぶ
《「魏志」郭嘉伝から》戦争では、何事も迅速に処理することが大切である。
やまたい‐こく【邪馬台国/耶馬台国】
「三国志」の魏志倭人伝に記載される、3世紀ごろ日本にあった国。女王卑弥呼(ひみこ)が統治。2世紀後半の倭の大乱では、諸国が卑弥呼を倭王として共立することでまとまったという。所在地については北九州...