つぼ‐だい【壺鯛】
カワビシャ科の海水魚。全長約30センチ。側扁し、背びれ・しりびれ・腹びれのとげは強大。南日本の深海底にすむ。食用。
てんじく‐だい【天竺鯛】
スズキ目テンジクダイ科の海水魚。全長約10センチ。体は長楕円形で側扁。体色は淡灰色で、10本の灰褐色の横帯がある。目と口が大きく、雄が卵塊を口に含んで保護する。本州中部以南に分布。
にざ‐だい【仁座鯛】
スズキ目ニザダイ科の海水魚。全長約40センチ。体は卵形で側扁が著しく、吻(ふん)がとがる。尾柄部に3〜5個の鋭い突起がある。体色は暗灰色。本州の中部以南の沿岸の岩礁域にすみ、石灰藻を好んで食べる...
にらみ‐だい【睨み鯛】
正月や婚礼の際に飾る尾頭付きの鯛。塩焼きや蒸し焼きで保存が利き、三箇日や婚礼当日は見るだけで後日改めて食べることからの名。
ねんぶつ‐だい【念仏鯛】
テンジクダイ科の海水魚。全長12センチ。体は長楕円形で側扁し、桃色で、上あごから背のほうと目を通るものと2本の黒いすじが走る。雄は卵を口に入れて守る習性がある。本州中部以南に分布。
はたたて‐だい【旗立鯛】
チョウチョウウオ科の海水魚。全長約20センチ。体はほぼ菱形で、白地に幅広い2本の黒色横帯がある。背びれの第4棘(きょく)が長く白い。本州中部以南に分布。
はま‐だい【浜鯛】
フエダイ科の海水魚。全長約1メートル。体は紡錘形で、目は大きく、尾びれの上端・下端とも長い。体色は淡紅色で上面と各ひれは鮮紅色。本州中部以南に分布。
ひ‐だい【干鯛】
薄塩の鯛の干物。
ふえ‐だい【笛鯛】
スズキ目フエダイ科の海水魚。沿岸の岩礁にすむ。全長約40センチ。体はタイに似て、目は大きく、吻(ふん)がやや突出する。体色は橙赤色で各ひれは黄褐色。本州中部以南に分布。食用。
ふえふき‐だい【笛吹鯛】
スズキ目フエフキダイ科の海水魚。全長約60センチ。体はタイに似て、吻(ふん)がやや突出し、体色は赤みを帯びた紫褐色。口の内側が鮮紅色なので、口火(くちび)ともよばれる。本州中部以南に分布。食用。