むぎ‐ゆ【麦湯】
「麦茶」に同じ。《季 夏》「御仏の目鼻もなくて—かな/鬼城」
むぎ‐らくがん【麦落雁】
麦焦がしに砂糖・水飴(みずあめ)を加えて作った落雁。《季 夏》
むぎ‐わら【麦藁/麦稈】
1 麦の穂を落としたあとの茎。屋根を葺(ふ)いたり細工物の材料にしたりする。麦稈(ばっかん)。むぎから。《季 夏》「—の今日の日のいろ日の匂ひ/夕爾」 2 「麦藁帽子」の略。
むぎわら‐ぎく【麦藁菊】
キク科の一年草。高さ60〜90センチ。初夏から秋にかけて、つやのある黄・紅・白色などの総苞(そうほう)をもつ頭状花を開く。切り花やドライフラワーにする。オーストラリアの原産。ヘリクリサム。
むぎわら‐さなだ【麦藁真田】
⇒麦稈真田(ばっかんさなだ)
むぎわら‐ざいく【麦藁細工】
麦藁を種々の色に染めて、編んだり、箱などにはって模様をつけたりする細工。
むぎわら‐だい【麦藁鯛】
産卵後のマダイ。麦の穂が実るころに漁獲される。《季 夏》「草の戸に—の奢(おご)りかな/冬葉」
むぎわら‐とんぼ【麦藁蜻蛉】
シオカラトンボの雌。腹部が麦藁の色に似るところからいう。
むぎわら‐ぶえ【麦藁笛】
「麦笛」に同じ。
むぎわら‐ぶき【麦藁葺き】
麦藁で屋根を葺(ふ)くこと。また、その屋根。