だい‐こく【大黒】
「大黒天」の略。 1 僧侶の妻。梵妻(ぼんさい)。「尼僧(あま)ともつかず、—ともつかず」〈藤村・破戒〉 2 「大黒舞」の略。
ちん‐こく【沈黒】
沈金と同じ技法で、金箔の代わりに黒漆を用いるもの。
つい‐こく【堆黒】
彫漆の一。黒漆を厚く塗り重ねて文様を彫刻したもの。中国では剔黒(てきこく)という。堆烏(ついう)。
つま‐ぐろ【端黒/褄黒】
縁の黒いこと。また、そのもの。
なか‐ぐろ【中黒】
1 記号活字の「・」。縦書きの小数点、同種のものの並列の区切りなどに用いる。中点(なかてん)。 2 ワシの矢羽で、上下が白く、中央に黒い切斑(きりふ)のあるもの。黒い部分の大小によって大中黒・小...
なち‐ぐろ【那智黒】
1 三重県の熊野地方から産出する、黒色の緻密(ちみつ)な珪質(けいしつ)粘板岩。硯石(すずりいし)・黒碁石などに加工される。 2 碁石の形をした黒砂糖の飴(あめ)。和歌山県の郷土菓子。
のど‐ぐろ【喉黒】
《「のどくろ」とも》スズキ科の海水魚アカムツの別名。
は‐ぐろ【歯黒/鉄漿】
「御歯黒(おはぐろ)」に同じ。
はっきん‐こく【白金黒】
黒色の粉末状の白金。塩化白金などの水溶液をホルマリンなどで還元して得られる、強力な酸化・還元の触媒。
はら‐ぐろ【腹黒】
[名・形動]腹黒いこと。また、そのさまやその人。「—な本性をあらわす」