くろ‐だな【黒棚】
黒漆で全体を塗った三段または四段の棚。女子が手回りの道具を載せたりするもの。室町時代以後、婚礼道具となった。くろみだな。
くろだに【黒谷】
京都市左京区、比叡山西塔の北谷。法然の修行した青竜寺がある。本黒谷(ほんくろだに)。
京都市左京区、岡崎の地名。法然が光明寺(現在の金戒光明寺)を開いた地。新黒谷。
くろだ‐ぶし【黒田節】
福岡県の民謡。もと、筑前(ちくぜん)黒田藩の武士たちが筑前今様(いまよう)を雅楽の越天楽(えてんらく)の旋律で歌った祝い歌。昭和初期から全国に広まる。
くろ‐だま【黒玉】
1 黒色の玉。 2 黒色の丸いしるし。黒星。 3 黒目(くろめ)のこと。 4 黒い飴玉(あめだま)。 5 打ち上げた花火の玉で、発火しないで落ちたもの。
くろ‐ち【黒血】
はれ物などから出る、腐敗して黒みを帯びた血。あくち。
くろ‐ちく【黒竹/烏竹】
ハチクの変種。やや小形の竹で、幹は年を経て黒色となる。観賞用・器具用に栽培される。暖地にまれに自生する。紫竹(しちく)。
くろ‐ちゃ【黒茶】
「黒茶色」の略。
くろちゃ‐いろ【黒茶色】
黒みがかった茶色。くろちゃ。
くろ‐ちょうがい【黒蝶貝】
ウグイスガイ科の二枚貝。貝殻はアコヤガイに似るが大きく、殻の長さは14センチくらい。殻の表面は黒緑色で白斑がある。紀伊半島以南の暖海に分布。真珠養殖の母貝にされ、殻は貝細工に用いる。
くろ‐ぢょか【黒ぢょか】
黒薩摩(くろさつま)の酒器。扁平な円形の土瓶で、焼酎(しょうちゅう)を温めるのに使う。 [補説]語源は未詳。「黒じょか」「黒千代香」とも書く。