げ
「け」の濁音。軟口蓋の有声破裂子音[ɡ]と母音[e]とから成る音節。[ɡe]ただし、現代語においては、一般に語頭以外では鼻音の頭音をもつ[ŋe]となる。これを鼻濁音の「げ」ともいう。
げいび‐けい【猊鼻渓】
岩手県南部、北上川の支流である砂鉄川が浸食してできた渓谷。高さ100メートルにおよぶ石灰岩質の断崖が2キロメートルにわたって連なる。名前の由来は、猊(しし)(獅子)の鼻に似た奇岩が見られることから。
げき‐しゅう【激臭/劇臭】
非常に刺激の強いにおい。「鼻をつく—」
げ‐た【下駄】
1 木をくりぬき、歯を作りつけにし、台部に三つの穴をあけて鼻緒をすげた履物。歯はふつう2本で、別の材を差し込むものもある。 2 活字印刷の校正刷りで、必要な活字がないときに活字を裏返して入れる伏...
げんじものがたりえまき【源氏物語絵巻】
源氏物語の諸場面を絵画化した絵巻物。物語成立以降、各時代を通じて作られ、現存するものも多い。特に12世紀前半の作で藤原隆能(ふじわらのたかよし)筆とされるもの(徳川黎明会・五島美術館分蔵)は有名...
げん‐りょう【現量】
[名](スル)インドの認識論で、直接知覚すること。目・耳・鼻・舌・身の感覚器官と外界の事物との接触から生じるとされる。
こう【孔】
[常用漢字] [音]コウ(漢) ク(呉) [訓]あな 1 あな。「眼孔・気孔・穿孔(せんこう)・瞳孔(どうこう)・鼻孔」 2 孔子のこと。「孔孟(こうもう)・孔門」 [名のり]うし・ただ・みち・...
こう【腔】
[人名用漢字] [音]コウ(カウ)(呉)(漢) クウ(慣) 体内で空になっている所。「胸腔・口腔・体腔・鼻腔・腹腔・満腔」 [補説]医学では「口腔」「鼻腔」の場合に「クウ」と読む。
こう‐おん【口音】
音声学の用語。呼気が鼻腔(びこう)に抜けることなく、もっぱら口腔内で調音が行われるような音。口腔音。→鼻音
こうがい‐こつ【口蓋骨】
口蓋後部と鼻腔後部の外側壁とをつくる、扁平(へんぺい)な左右一対の骨。