鼻(はな)で笑(わら)・う
相手を見下してあざけり笑う。鼻先でふんと笑う。
はな‐とり【鼻取り】
牛馬を使って田畑を耕すとき、牛馬の鼻を取って誘導すること。
はな‐なわ【鼻縄】
「鼻綱(はなづな)」に同じ。
鼻(はな)に当(あ)・てる
自慢する。鼻にかける。「よき知音(ちいん)つきたる事を—・て」〈色道大鏡・四〉
鼻(はな)に付(つ)・く
1 においが鼻につきまとう。「香料が—・いて食べられない」 2 飽きて嫌になる。また、人の振る舞いなどがうっとうしく感じられる。「きざな話し方が—・く」
はな‐ねじ【鼻捻】
暴れ馬を制するための道具。先端にひもを輪にしてつけた50センチほどの棒で、その輪を馬の鼻にかけてねじって制する。はなひねり。はなねじり。
はな‐の‐さ【鼻の差】
競馬で、ごくわずかな着差。また、勝負事の、わずかの差。鼻差。「—で逃げきる」
はな‐の‐さき【鼻の先】
1 鼻の先端。鼻の頭。はなさき。「—で笑う」 2 すぐ目の前。目前。「目的地はすぐ—にある」 3 あさはかな知恵。目先の考え。「—の智恵をもって」〈色道大鏡・五〉
はなのさき‐ぢえ【鼻の先知恵】
「鼻の先3」に同じ。「—にて、大方に生まれつきし娘自慢」〈浮・一代女・四〉
はな‐の‐した【鼻の下】
鼻と口との間の部分。また、口のこと。