劫﨟(こうろう)を◦経(へ)る
1 年功を積んで巧みになる。 2 ⇒甲羅(こうら)を経る
らっ‐し【﨟次/臘次】
《「ろうじ」の音変化》 1 法﨟(ほうろう)の順序。出家後の年数。 2 物事の正しい順序。次第。
﨟次(らっし)も無(な)・い
秩序や順序がない。たわいもない。だらしない。らちもない。「さしもの大軍も—・くくずれてしまいました」〈谷崎・盲目物語〉
ろう【﨟】
1 仏語。僧が受戒後に安居(あんご)を行い終えること。出家後の年数はこの﨟の数でいう。法﨟。臘(ろう)。「—を積む」 2 年功を積むこと。また、その順位による身分の高下。「上—は五貫、中—は三貫...
ろう‐けち【﨟纈/蝋纈】
文様染めの一。布帛(ふはく)に蝋(ろう)で文様を描き、染液中に浸したあとで蝋を取り除くもの。型で蝋を押して文様を表したものが多い。日本には中国を経て伝わり、奈良時代に盛行した。蝋染め。ろうけつ。
ろう‐けつ【﨟纈/蝋纈】
⇒ろうけち(﨟纈)
ろうけつ‐ぞめ【﨟纈染(め)】
防染材料に蝋(ろう)を使った染め物。また、その方法。蝋染め。→﨟纈(ろうけち)
ろう‐じ【﨟次/臘次】
仏語。出家受戒後の年数による僧の位。﨟を積んだ年次。らっし。→﨟
ろう‐た・ける【﨟長ける/﨟闌ける】
[動カ下一][文]らふた・く[カ下二] 1 洗練された美しさと気品がある。特に、女性にいう。「二度とああ云う—・けた人に出遇えるかどうか」〈谷崎・少将滋幹の母〉 2 経験を積んでりっぱである。「...