ひとつ‐きるもの【一つ着る物】
1 1着しかない着物。一張羅。「今日を晴れと着飾りし—の上交(うはがへ)」〈浮・禁短気・六〉 2 下着をつけず、上着だけ1枚着ること。「風儀は、—つまだかに、白帯こころまま引きしめ」〈浮・一代男・一〉
ひとつ‐くち【一つ口】
1 1箇所だけの口。 2 同じであるように言うこと。「我等と—になぞいふは」〈落窪・一〉 3 口をそろえて言うこと。異口同音。「おのおの—に申しけるは」〈仮・伊曽保・上〉 4 ひっくるめて言うこ...
ひとつ‐こと【一つ事】
一つの事柄。また、同じ事。「—にとらわれる」「—を繰り返す」
ひとつ‐ご【一つ子】
1 《「ひとつこ」とも》ひとりっ子。ひとりご。「—にさへありければ、いとかなしうし給ひけり」〈伊勢・八四〉 2 1歳の子。「平家の子孫は去(さんぬる)文治元年の冬のころ、—二つ子を残さず」〈平家...
ひとつせ‐がわ【一ツ瀬川】
宮崎県中部を流れる川。東臼杵(うすき)郡椎葉(しいば)村南部の九州山地に源を発し、西都(さいと)市を経て宮崎市と児湯(こゆ)郡新富町の境で日向(ひゅうが)灘に注ぐ。長さ91キロ。中流の西都市片内...
ひと‐つつみ【一包み】
1 ひとつの包み。 2 江戸時代、金百両のこと。
ひと‐つづき【一続き】
切れめなしに続いていること。ひとつながり。「—の出来事」「—の読み物」
ひとつ‐ところ【一つ所】
一つの所。同じ場所。ひとところ。「—にとどまらない生活」
ひとつ‐として【一つとして】
[連語](あとに打消しの語を伴って)ある物事が一つもないさま。全然。「—疑わしいところはない」
一(ひと)つな・る
酒が飲める。一杯いける。「聟殿には—・ると見えました」〈虎寛狂・庖丁聟〉