いちあくのすな【一握の砂】
石川啄木(いしかわたくぼく)の第1歌集。明治43年(1910)刊。1首3行書きの新形式で、生活感情を平易な言葉で表現した短歌551首をのせる。
いち‐あん【一案】
多くの中の、一つの考え。他とは別の、もう一つの考え。「それも考慮したい—だ」
いち‐い【一位】
イチイ科の常緑高木。深山に生え、樹皮は赤褐色で浅い裂け目がある。葉は針状で、ややねじれた羽状につく。雌雄異株。実は種子を肉質の仮種皮が覆い、秋に熟して、甘い。材は緻密で光沢があり、建築・家具・細...
いち‐い【一位】
1 第一の地位。首位。「—の成績」 2 最も高い位階。「正—」「—が追贈される」 3 一の桁(けた)の数。「小数点第—」
いち‐い【一意】
1 一つの考え。また、考えが同じであること。「—性」 2 (副詞的に用いて)一つの物事に心を集中すること。ひたすら。「—学業に励む」
いち‐い【一葦】
《1枚の葦(あし)の葉の意》一そうの小舟。
いちいか【一以下】
《原題Less Than One》ブロツキーの散文集。1986年刊。別邦題「レス・ザン・ワン」。
いちい‐がし
ブナ科の常緑高木。暖地に自生し、高さ30メートルに達する。葉の裏面に黄褐色の短毛が密生。実はどんぐりで、食用。材は堅く、建築・家具などに用いられる。いちがし。いちい。
いちい‐せんしん【一意専心】
(副詞的に用いて)わき目もふらず心を一つのことだけに注ぐこと。「—環境問題に取り組む」
いちいたい‐すい【一衣帯水】
《「衣帯」は帯のこと》ひとすじの帯のような、幅の狭い川や海。また、それを隔てて隣り合っていること。「—の地」