いち‐の‐ふで【一の筆】
一番目に記載されること。戦場で一番首を取ったことを記録する首帳(くびちょう)や奉加帳などに第一に書き記すこと。筆頭。第一。「不覚とも高名とも沙汰の限りとて、—にぞ付けられける」〈義経記・四〉
いち‐の‐まつ【一の松】
能舞台で、橋懸かりの前の白洲(しらす)に等間隔に植えられた3本の若松のうち、いちばん舞台寄りの松。要(かなめ)の松。
いち‐の‐みこ【一の御子】
第1皇子。一の宮。「—惟喬(これたか)親王をば小原(こばら)の王子とも申しき」〈平家・八〉
いち‐の‐みや【一の宮】
1 第1皇子。一の御子(みこ)。 2 一国内にある神社のうち、その国で最も由緒があり、第一番に格付けされた神社。各地に地名として残る。
いちのみや【一宮】
愛知県北西部の市。尾張一の宮の真清田(ますみだ)神社の門前町として発展。毛織物・機械工業やアパレル産業が盛ん。平成17年(2005)4月、尾西(びさい)市、木曽川町を編入。人口37.6万(2010)。
いちのみやけんしん‐だいがく【一宮研伸大学】
愛知県一宮市にある私立大学。平成29年(2017)開学。
いちのみや‐し【一宮市】
⇒一宮
いちのみやぬきさき‐じんじゃ【一之宮貫前神社】
群馬県富岡市にある神社。祭神は経津主神(ふつぬしのかみ)と比売大神(ひめおおかみ)。古称、抜鋒(ぬきさき)大明神・貫前大明神。上野(こうずけ)国一の宮。貫前神社。
いち‐の‐や【一の矢】
手に持つ2本の矢のうち、最初に放つ矢。→二の矢
いち‐はつ【一八/鳶尾】
アヤメ科の多年草。高さ30〜50センチ。葉は剣状。初夏、葉の間から花茎を伸ばし、紫または白の花を開く。火災を防ぐという俗信があって、わら屋根の上に植えることがある。中国の原産。こやすぐさ。《季 ...