ろくじょう‐の‐みやすどころ【六条御息所】
源氏物語中の人物。ある大臣の娘。東宮に仕えて秋好(あきこのむ)中宮を産むが、東宮に死別。のち光源氏の愛人となるが、生霊(いきりょう)となり葵の上をとり殺す。
ろくじょう‐まいり【六条参り】
京都六条通りにある東西両本願寺に参詣(さんけい)すること。「おかか殿は—をさせましょ」〈浮・五人女・二〉
ろくじょう‐みどう【六条御堂】
⇒万寿(まんじゅ)寺
ろくじ‐らいさん【六時礼讃】
仏語。一昼夜の六時に仏を礼拝・賛嘆する勤行(ごんぎょう)。また、そのときに唱える文。善導の「往生礼讃」を用いる。
ろく‐じん【六塵】
仏語。色・声・香・味・触・法の六境のこと。心を汚し煩悩を起こさせるのでいう。
ろく‐じんずう【六神通】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)に備わる六種の超人的な能力。神足通・天眼(てんげん)通・天耳(てんに)通・他心通・宿命(しゅくみょう)通・漏尽(ろじん)通。六通。
ろく‐ジー【6G】
《6th generation》⇒第六世代移動通信システム
ろく‐せいけい【六正刑】
武家時代に行われた六種の刑。禁獄・追放・流罪・斬罪(ざんざい)・梟首(きょうしゅ)・磔(はりつけ)。
ろく‐せにち【六施日】
⇒六斎日(ろくさいにち)
ろくせんどのあい【六〇〇〇度の愛】
鹿島田真希の長編小説。長崎を舞台に、日常から逃げ出した主婦とロシア人青年との恋愛を描く。平成17年(2005)刊行。同年、第18回三島由紀夫賞受賞。