ろく‐みゃく【六脈】
漢方で、脈拍の六種の状態。浮・沈・数(さく)・遅・滑・渋の総称。
ろくめん‐たい【六面体】
六つの平面で囲まれた立体。立方体・直方体など。
ろく‐もつ【六物】
僧尼が常に所持すべき六種の物。大衣・上衣・内衣の三衣(さんえ)と鉢・尼師壇(にしだん)(座具)・漉水嚢(ろくすいのう)。比丘(びく)六物。
ろくもん‐せん【六文銭】
紋所の名。一文銭を3個ずつ横2列に並べた形のもの。信州上田の真田(さなだ)氏の紋として有名。六連銭。
ろくやた【六弥太】
《豆腐を女房詞で「おかべ」というところから、源義経の臣、岡部六弥太にかけていう》豆腐の異称。
ろくや‐まち【六夜待ち】
「二十六夜待ち」の略。「車座へ紺の手の出る—」〈柳多留・初〉
ろく‐ゆ【六喩】
仏語。いっさいが無常であることを説く六つのたとえ。金剛経では、夢・幻・泡・影・露・電。維摩経では、幻・電・夢・炎・水中月・鏡中像。
ろく‐よう【六曜】
暦注のうち、先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・先負(せんぶ)・仏滅・大安・赤口(しゃっこう)の六種。古く中国で時刻の吉凶占いとされたが、日本に伝わり、明治6年(1873)の太陽暦採用後に新た...
ろく‐よう【六葉】
6枚の葉を六角形に模様化した飾り金具。長押(なげし)・懸魚(げぎょ)・扉の釘隠しなどに用いる。
ろく‐よく【六欲/六慾】
仏語。六根によって生じる欲望。異性に対してもつ欲。色欲・形貌(ぎょうみょう)欲・威儀姿態欲・語言音声欲・細滑(肌のなめらかさ)欲・人相欲。