ヘプタン【heptane】
炭素数が7個のメタン系炭化水素。石油中に存在する。無色の可燃性液体。9種の異性体がある。ガソリンエンジンのノッキングの原因となり、オクタン価の測定に用いられる。化学式C7H14
ヘプトース【heptose】
炭素原子7個をもつ単糖類。アルドースであるアルドヘプトース、ケトースであるケトヘプトースがある。植物、微生物に存在し、天然ではベンケイソウの一種やアボカドの実から分離された。七炭糖。
ヘマグルチニン【hemagglutinin】
ウイルスの表面に存在する糖たんぱく質の一つ。赤血球を凝集させる作用を持つ。インフルエンザウイルスでは、宿主細胞の表面にあるシアル酸を含む糖鎖と結合し、ウイルスを細胞内に侵入させる役割を果たす。赤...
ヘマタイト【hematite】
⇒赤鉄鉱
ヘマトイジン【hematoidin】
⇒ビリルビン
ヘマトクリット【hematocrit】
血液中に占める赤血球の容積の割合。凝固を阻止した血液を毛細管に入れて遠心分離器にかけ、沈降した血球層の高さを見るなどの測定法があり、値は百分率で示す。赤血球容積。
ヘミス【Hemis】
インド北部、ラダック連邦直轄領にある村。レーの南約40キロメートルに位置する。17世紀、ラダック王国のセンゲ=ラムギャル王の寄進により建立された、チベット仏教カギュ派の総本山の僧院がある。毎年7...
ヘミセルロース【hemicellulose】
多糖類の一種。植物繊維から抽出される。セルロースと構造上の関係はない。擬繊維素。
ヘム【hem】
衣服や布の端を折り返した、へり。袖口、スカートの裾、上着の縁など。
ヘム【heme】
鉄とポルフィリンとの錯塩(さくえん)。たんぱく質のグロビンと結合してヘモグロビンとなり、その色素部分に相当し、酸素の担体となる。