お‐じ【小父】
よその年配の男性を呼ぶ語。「おじさん」「おじさま」などの形で用いる。⇔小母(おば)。
お‐じ【老翁】
《「小父(おじ)」と同語源》年老いた男。おきな。「あしひきの山田守(も)る—置く蚊火の下焦がれのみ我(あ)が恋ひ居(を)らく」〈万・二六四九〉
お‐じ【伯父/叔父】
《「小父(おじ)」と同語源》父母の兄や弟。また、父母の姉妹の夫。父母の兄には「伯父」、弟には「叔父」の字を用いる。⇔伯母(おば)。
お‐じ【祖父】
《「おおじ」の音変化》父母の父。そふ。〈色葉字類抄〉⇔祖母(おば)。
お‐じい【御爺】
《「おじいさん」の略》祖父または老年の男性を親しんでいう語。
お‐じい‐さま【御祖父様】
祖父を敬っていう語。⇔御祖母様(おばあさま)。
お‐じい‐さま【御爺様】
老年の男性を敬っていう語。⇔御婆様(おばあさま)。
お‐じい‐さん【御爺さん】
老年の男性を親しみ、また敬っていう語。⇔御婆(おばあ)さん。
お‐じい‐さん【御祖父さん】
祖父(そふ)を親しみ敬っていう語。⇔御祖母(おばあ)さん。
おじいさんのランプ【おぢいさんのランプ】
新美南吉の第1童話集。昭和17年(1942)刊。著者の生前に刊行された唯一の作品集。表題作のほか、「ごんごろ鐘」「久助君の話」などの作品を収録。