かぶ・る【齧る/噛る】
[動ラ四] 1 「かじる」に同じ。「太夫様の櫛を—・った鼠ぢゃ」〈伎・壬生大念仏〉 2 《腹の中の虫がかじる意で》腹がしくしく痛む。「互ひに虫腹が—・らうとも」〈虎寛狂・宗論〉
がり‐がり
[副] 1 堅い物をかみ砕いたり引っかいたりするときの音を表す語。「氷を—(と)かじる」「かつお節を—(と)削る」 2 一つの事に凝り固まって、他の事を考えるゆとりがないさま。「—(と)金をた...
かいしょう‐なし【甲斐性無し】
意気地のないこと。頼りにならないこと。また、その人。かいしょなし。「いつまでも親のすねをかじる—」
まる‐かじり【丸齧り】
[名](スル)果物などを切らずに、そのままかじること。まるかぶり。「トマトを—する」
風(かぜ)が吹(ふ)けば桶屋(おけや)が儲(もう)かる
意外なところに影響が出ること、また、あてにならない期待をすることのたとえ。風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が増える。盲人は三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増...
かた‐はし【片端】
1 一方の端。「綱の—を持つ」 2 ほんの一部分。一端。「学問の—をかじる」
かじり‐つ・く【齧り付く】
[動カ五(四)] 1 物の端に勢いよく歯を立てる。ぎゅっとかじる。食いつく。「大きなフランスパンに—・く」 2 しっかりくっついて離れまいとする。しがみつく。「母親に—・いて甘える」 3 一つの...
きき‐かじり【聞き齧り】
聞きかじること。また、その事柄。なま聞き。半可通。「—の知識」
がぶっ‐と
[副]口を大きくあけて一息に食いつくさま。がぶりと。「ハンバーガーを—かじる」
きし・る【軋る/轢る/輾る】
[動ラ五(四)] 1 堅い物が強くすれ合って音を立てる。きしむ。「雨戸の—・る音」 2 すれ合わんばかりに近づける。「舷(ふなばた)を—・り艫舳(ともへ)を双(なら)べたれば」〈太平記・一六〉 ...