ぼろ‐ぼろ
[副](スル) 1 粒状の物がこぼれ落ちるさま。「飯粒を—(と)こぼす」「大粒の涙を—(と)こぼす」 2 もろく崩れたり、砕けたりするさま。「この岩はすぐ—(と)砕ける」 3 水分や粘りけがな...
あき‐され【秋され】
《「あきざれ」とも》秋になること。秋が深まること。あきさり。《季 秋》「頃しも今は—や稲葉(いなば)そよぎて露こぼす」〈浄・八花形〉
れい【零】
[常用漢字] [音]レイ(漢) [訓]こぼれる こぼす 1 水滴がおちる。「零雨・零露」 2 枯れおちる。おちぶれる。「零落/飄零(ひょうれい)」 3 わずか。はした。「零細・零墨・零本」 4 ...
しわす‐あぶら【師走油】
師走に油をこぼすと火にたたられるとして、こぼした人に水をかける風習。
したみ【湑み/釃み】
1 しずくを垂らすこと。液体をこぼすこと。したたり。 2 「湑み酒」の略。
そり‐こぼ・つ【剃り毀つ】
[動タ四]「そりこぼす」に同じ。「道にて天窓(あたま)を—・ち」〈浄・千本桜〉
くね・る
[動ラ五(四)] 1 幾度もくりかえして折れ曲がる。くねくねする。「—・った山道」 2 すねるように愚痴をこぼす。ひがんだような態度をとる。「世をうらみ—・らせ給ふ」〈夜の寝覚・五〉
くやし‐なみだ【悔し涙】
くやしさのあまりに出る涙。「裏切られて—をこぼす」
くど・く【口説く】
[動カ五(四)]《「くどくど」などの「くど」と同語源で、「口説く」は当て字か》 1 ㋐こちらの意向を相手に承知してもらおうとして、熱心に説いたり頼んだりする。説得する。「親を—・いて費用を出させ...
つが‐な・し
[形ク]これというわけもない。たわいない。つがもない。「恥も哀れもうち明けて、—・くこぼす正月の、涙も顔に憎からず」〈浄・寿の門松〉