さし
牛肉などで、赤身の中に網の目のように入っている脂肪。霜降りの脂部分。「—が入った牛肉」
さし【刺(し)】
1 「米刺(こめさ)し」に同じ。 2 (「緡」とも書く)江戸時代、保管・携帯のため穴あき銭に通して用いた麻縄。ぜにさし。 3 「刺し身」の略。「いか—」
さし【城】
《古代朝鮮語からという》しろ。「新羅に到りて五つの—を攻めて抜きえつ」〈推古紀〉
さし【差(し)/指(し)】
[名] 1 (「尺」とも書く)ものさし。「—を当てる」 2 二人で向かい合ってすること。さしむかい。「—で飲む」「—で話す」 3 二人で荷物を担ぐこと。さしにない。 4 「差し合い1」に同じ。...
さ‐し【蠁子】
1 ショウジョウバエ科のハエの幼虫。糠(ぬか)味噌などにつく蛆(うじ)。《季 夏》 2 キンバエ・クロバエなどの幼虫。魚の腐肉などで人工的に繁殖させた大形の蛆。釣りのえさなどにする。
さ‐し【左史】
古代中国の官名。右史(ゆうし)とともに天子の側に侍して、その言行の記録をつかさどった。
さ‐し【砂嘴】
海中に細長く突き出た地形。半島や岬の地形の入り込んだ部分に、沿岸流によって運ばれた砂礫(されき)が堆積(たいせき)して形成される。しゃし。
さ‐し【渣滓】
液体の底の方に沈んだかす。おり。
さ・し【狭し】
[形ク]せまい。「天地(あめつち)は広しといへど我(あ)がためは—・くやなりぬる」〈万・八九二〉
さし【止し】
[接尾]《接尾語「さす」の連用形から》動詞の連用形に付いて、その動作が中止の状態になっていること。また、そのような状態のものを表す。「読み—の書物」「吸い—のタバコ」