いん‐しつ【陰湿】
[名・形動]暗くてじめじめしていること。陰気で晴れ晴れしないこと。また、そのさま。「—な土地」「—ないたずら」
ふり‐し・む【降り染む】
[動マ下二]降ってしみ通る。じめじめと降る。「寒き雨は枯野の原に—・めて山松風の音だにもせず」〈風雅・冬〉
しつ‐ぶか・い【湿深い】
[形]《近世語》 1 湿気が多い。じめじめしている。「極楽は水辺にて—・い所故、車しめり候ふにや」〈滑・見外白宇瑠璃・三〉 2 色事にしつこい。多淫である。「そもそも米八が丹次郎に—・くなせしは...
しめっ‐ぽ・い【湿っぽい】
[形] 1 湿気が多く、じめじめしている。「乾ききらず—・い服」 2 気分が沈んでいる。陰気くさい。「—・い話」 [派生]しめっぽさ[名]
じめ‐つ・く
[動カ五(四)] 1 湿気を帯びてじめじめする。「長雨で畳が—・く」 2 陰気になる。「不幸続きで気持ちが—・く」
しょ‐しつ【暑湿】
暑くて、じめじめしていること。暑気と湿気。
ひ‐しつ【卑湿】
[名・形動]土地が低くて、じめじめしていること。また、そのさまや、その土地。「—な(の)地帯」
ぬま‐ち【沼地】
泥深く、じめじめしている土地。 [補説]書名別項。→沼地
しょ‐じょ【沮洳】
1 土地が低くて水はけが悪く、いつもじめじめしていること。また、その土地。「寺内の墓地は半ば水に浸されて—の地となり」〈鴎外・寿阿弥の手紙〉 2 牢獄(ろうごく)。獄屋。
しっ‐ち【湿地】
湿気が多く、じめじめしている土地。