えんがん‐ほげい【沿岸捕鯨】
沖合・近海・遠洋で行われる捕鯨に対して、沿岸海域でクジラを捕獲する漁業。 [補説]日本の商業捕鯨では、母船式捕鯨(クジラの処理・加工設備のある母船による遠洋捕鯨)、マッコウクジラ・ニタリクジラな...
くじら【鯨】
1 クジラ目の哺乳類の総称。76種などに分類される。世界の海洋や一部の大河川に分布。一般に体長4メートル以下の小形種をイルカとよぶ。体は魚型で前肢はひれ状、後肢は退化し、尾は水平に広がった尾びれ...
ひげ‐くじら【鬚鯨】
クジラ目ヒゲクジラ亜目の哺乳類の総称。ハクジラ類に比べて大形で、歯は胎児期に消失し、代わりに上あごに口蓋(こうがい)の一部が変化した鯨ひげをもつ。口を開けて泳ぎ、プランクトン・小魚などを漉(こ)...
は‐くじら【歯鯨】
クジラ目ハクジラ亜目の哺乳類の総称。歯があり、鯨ひげをもたない。聴覚が発達し、声帯はないがのどか鼻道で高周波音を発し、反射音で水中の物体を探知する。イルカ・マッコウクジラ・アカボウクジラ・イッカ...
こくさい‐ほげいとりしまりじょうやく【国際捕鯨取締条約】
クジラ資源の保護を図り、捕鯨業の適正化のために国際的な取り締まり制度を設ける条約。1946年ワシントンで調印、1948年発効。国際捕鯨委員会の設置、取り締まりに関する事項の決定を主な内容とする。...
にたり‐くじら【似鯨】
ナガスクジラ科のヒゲクジラ。全長約13メートル。赤道域から冷帯境界域の暖水域に分布。1940年代末に識別されるまでイワシクジラと同種として扱われていたが、腹部の畝(うね)が長く、ナガスクジラに似...
おおがた‐ほげい【大型捕鯨】
大型のクジラをとること。また、大型の捕鯨船でクジラをとること。特に、国際捕鯨委員会(IWC)が規制対象とするシロナガスクジラ・イワシクジラ・マッコウクジラなど13種の大型鯨類をとること。→小型捕...
ひと‐じらみ【人虱】
シラミ目ヒトジラミ科の昆虫の総称。人間の頭髪につくアタマジラミ、衣服につくコロモジラミ、陰毛につくケジラミなどがある。
とっくり‐くじら【徳利鯨】
アカボウクジラ科のハクジラ。体長約9〜10メートル。頭部がとっくり形に丸く発達する。北大西洋から北極海にかけて生息するキタトックリクジラと、南極海などに生息するミナミトックリクジラがいる。
ながす‐くじら【長須鯨/長簀鯨】
クジラ目ナガスクジラ科の哺乳類。体長20メートルを超えるヒゲクジラ。背は黒く、腹は白で畝(うね)状のひだが並ぶ。夏は高緯度海域で生活し、冬に低緯度海域で出産する。捕鯨によって生息数が減少。えびす...