こうやく‐ばり【膏薬張り/膏薬貼り】
1 ふすまや障子などの、破損した部分だけを、小さい紙を膏薬のようにはって一時しのぎに繕うこと。また、その繕ったところ。「煤(すす)けた障子の—を続けながら」〈藤村・嵐〉 2 その場しのぎの処置。
こ‐そく【姑息】
[名・形動]《「姑」はしばらく、「息」は休むの意から》一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その場しのぎ。「—な手段をとる」「因循—」 [補説]近年、「その場だけの間に合わせ」...
こそくてき‐りょうほう【姑息的療法】
「対症療法1」に同じ。姑息療法。姑息的治療。 [補説]「姑息」は、その場しのぎの意。
こて‐さき【小手先】
1 手の先の方。手先。 2 ちょっとした機転。小才(こさい)。「—が利く」 3 その場しのぎで、将来を見通した深い考えのないこと。「—の教育対策」
てぐら‐まぐら
[名・形動ナリ]その場しのぎに事をすること。また、そのさま。「阿弥陀仏まで質屋へとばし—にととのへ」〈浄・女楠〉