たら【楤/桵】
タラノキの別名。
たら【鱈/大口魚】
タラ目タラ科の魚の総称。あごに1本のひげがあり、背びれは三つ、しりびれは二つある。日本近海にはマダラ・スケトウダラ・コマイを産する。たいこうぎょ。《季 冬》「藁苞(わらつと)や在所にもどる—のあ...
たら【多羅】
《(梵)tālaの音写》 1 「多羅樹(たらじゅ)」の略。 2 「多羅葉(たらよう)」の略。
タラ【(サモア)tãlã】
サモアの通貨単位。1タラは100セネ。
たら
[副助]《「とやら」の音変化。近世上方語から》下に「言う」「申す」などの動詞を伴って、不確かな気持ちを提示するのに用いる。とか。「大見屋の娼婦(ぢょらう)大角さん—いふのでおます」〈洒・色深猍睡夢〉
たら
[係助]《「といったら」の音変化》名詞、活用語の終止形・命令形に付く。多く「ったら」の形をとる。 1 話題として、人や物事を取り上げ、予想外であるという意や蔑視する意を表す。「彼っ—案外はにか...
たら
[終助]《過去の助動詞「た」の仮定形「たら」の、仮定を表す「ば」を伴わない用法が固定化したもの》活用語の連用形に付いて婉曲に命令・勧告する意を表す。「早く着替えし—」「とにかく返事だけしとい—」
たらい【盥】
《「てあら(手洗)い」の音変化》湯水を入れ、顔や手足などを洗うための容器。洗濯や行水などに用いる平たいおけ。洗面器より大型のもの。古くは多く取っ手がついていた。
たらい‐ぶね【盥船】
たらいを船に用いたもの。
たらい‐まわし【盥回し】
[名](スル) 1 あおむけに寝て、足でたらいを回す曲芸。 2 人や物、また権利・地位などを、ある限られた範囲内で、順送りにすること。「病院を転々と—にされる」「権力の座を—する」