ち‐と【雉兎】
1 キジとウサギ。 2 キジやウサギを捕らえる人。猟師。
ち‐と【些と】
[副] 1 物事の程度・量がわずかなさま。すこし。ちょっと。「—気の毒なことをした」「—の嬌羞の色もなく」〈鴎外・魚玄機〉 2 ほんの少しの間。ちょっと。「—お待ちなさいな」
血(ち)と汗(あせ)
激しい情熱と努力のたとえ。「—の結晶」
ち‐とう【池塘】
1 高山の湿原や泥炭地にある池沼。 2 池のつつみ。「—の草の露にしをれたるも」〈太平記・三七〉
ち‐とう【池頭】
池のほとり。
池塘(ちとう)春草(しゅんそう)の夢(ゆめ)
《朱熹「偶成詩」の一節》池の堤の春草の上で見た夢。夢の多い少年時代・青春時代の楽しさ、またそのはかなさのたとえ。
ちと‐かん【些勧】
[連語]《「ちと」は少しの意。「かん」は「かんじん(勧進)」の略》勧進比丘尼(びくに)が喜捨を乞うときに言う語。ちとかんじん。「—、観ずれば夢の世や」〈浄・歌念仏〉
ち‐とく【地徳】
地にそなわっている徳。大地のめぐみ。天徳・人徳とともに三徳の一。
ち‐とく【知得】
[名](スル)知ること。知り得ること。「職務上—した秘密」
ち‐とく【知徳/智徳】
1 知恵と人徳。学識と徳行。「—をそなえる」 2 (智徳)仏語。仏の三徳の一。仏が智慧(ちえ)によって一切のものを照らし見通す徳。