つむじ【辻】
「つじ」に同じ。「道の—にこれを敷きて臥したり」〈今昔・四・二二〉 [補説]「辻」は国字。
つむじ【旋毛】
毛が渦巻き状に生えているところ。頭頂にあるものをいう。毛渦(もうか)。つじ。
つむじ【旋風/飄】
《「旋毛(つむじ)」と同語源》「つむじかぜ」に同じ。「彼の頭には不安の—が吹き込んだ」〈漱石・それから〉
つむじ‐かぜ【旋風】
渦を巻いて吹き上がる風。局地的な空気の渦巻き。辻風。つむじ。せんぷう。
旋毛(つむじ)が曲(ま)が・る
すなおでなくなる。ひねくれる。「—・っている人」
つむじ‐げ【旋毛】
つむじの毛。せんもう。
つむじ‐まがり【旋毛曲(が)り】
[名・形動]性質がひねくれていてすなおでないこと。また、そのさまや、そういう人。へそ曲がり。「—な(の)気難しい人」
旋毛(つむじ)を曲(ま)・げる
気分をそこねてわざと逆らい、意地悪くする。「—・げて返事をしてくれない」