ぐち【共】
[接尾]《近世上方語》名詞に付いて、…とともに、…ごと、などの意を表す。「台子(だいす)の湯もたぎってあろ。釜—そっと取ってこい」〈浄・手習鑑〉
やあい
[感] 1 遠くの者や目下の者などに対して発する呼びかけの語。おおい。「—、出てこい」 2 からかったり、はやしたてたりするときに発する語。「泣き虫、—、—」
つべ‐こべ
[副]あれこれとうるさく理屈を言うさま。また、出しゃばってしゃべりたてるさま。「—(と)言わずに黙ってついてこい」
鑿(のみ)と言(い)えば槌(つち)
鑿を持ってこいと言われれば、それを使うのに必要な槌も一緒に持ってくる。万事に気が利くことのたとえ。
望(のぞ)む所(ところ)
1 そうなってほしいと思うこと。ひそかに期待していること。「世界の平和は誰もが—であろう」 2 転じて、相手の挑戦・挑発などに対して応じるときに発する語。「『かかってこい』『—だ』」
ぶち‐ころ・す【打ち殺す】
[動サ五(四)] 1 殴り殺す。また、「殺す」を強めていう語。「—・されそうな目にあう」 2 質に入れる。また、売り払う。ころす。「おのれが褞袍(わんばう)—・して買うてこい」〈浄・近江源氏〉 ...
矢(や)でも鉄砲(てっぽう)でも持(も)って来(こ)い
どんな手段を使ってもかまわないからかかってこい。腹を据えた場合や半分やけになった場合などに発する言葉。
ボビン【bobbin】
1 ミシンの下糸を巻く糸巻き。 2 紡織用具の一。糸を巻いて整理する筒状または棒状のもの。 3 電線を巻いてコイルを作る筒。陶器など絶縁性のものを用いる。
ぶな‐こ【橅子】
ぶな材をテープ状に薄く裁断してコイル巻きにしたもの。底板に巻いて皿や鉢などに成形する。
そと【外】
1 特定の仕切られた範囲から出た広い部分。⇔うち。 ㋐一定の区域の外方、外部。「部屋の—へ出る」「—から見た日本」 ㋑家・屋敷などの建物の外部の空間。屋外。戸外。「—で遊ぶ」「—は寒い」 2 物...